浅草寺の神木・公孫樹
東京都台東区浅草2-3-1 浅草寺境内 撮影2008.2 巨樹MAP
目通り5.5m 樹高7m 樹齢800年
浅草寺(せんそうじ)は、台東区浅草二丁目にあり、都内最古の寺院です。観音菩薩を本尊とすることから「浅草観音」と通称され、表参道入口の門「雷門」や参道両側の「仲見世」の商店街は全国に広く親しまれています。
このイチョウはかつて天然記念物に指定されていました。東京大空襲で黒こげになり大半を消失しました。幹の内部は大きなウロになっていて、今でも黒くこげた跡が残ります。
3月10日は東京大空襲の日でした。昭和20年3月9日夜から10日未明、B29 150機が浅草の街を襲いました。浅草一帯は火の海となり、折からの強風で火勢は増し、焼け伏した犠牲者は一万余柱を数えたといいます。私は戦争を知らない世代ですが、体験証言を見るにつけ、二度とこのような悲劇は繰り返してはならないと思います。
「浅草寺の神木・公孫樹(いちょう)
浅草寺本堂東南に位置するこの公孫樹(いちょう)は、樹齢800年余年といわれ、源頼朝公が浅草寺参拝の折、挿した枝から発芽したと伝えられる。
昭和5年に当時の文部省より天然記念物に指定されたが、昭和20年3月10日の戦災で大半を焼失した。今はわずかに余命を保つ現状で、天然記念物の指定は取り消されたが、あの戦災をくぐり抜けた神木として、今も多くの人々に慕われている。
金龍山 浅草寺」
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