かいのき

2013年10月 7日 (月)

亀戸天神の楷

東京都江東区亀戸3-6-1亀戸天神境内 撮影2013.3 巨樹MAP
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「楷 (別名 トネリバハセノキ 爛心木)
 中国(支那)原産のウルシ科の落葉高木で、曲阜の孔子廟に弟子の子貢が自ら植えたと伝わり、幹も枝もまっすぐ伸びるのが特長である。
 大正4年白沢保美博士が、その種子を中国から持ちかえり苗に育てたのが、我が国に渡来した初めといわれる。
 
楷は雌雄異株である上、各所に分散しているために、また花が咲くまでに30年余要するということから日本では種子を得ることができなかった。
 
この楷は、昭和45年秋金沢文庫(神奈川県)にある雌木から人工交配により得た種子が、翌年春発芽したものである。
献木 昭和4810月 服部一殿」

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2006年4月29日 (土)

湯島聖堂の楷樹

東京都文京区湯島1-4-25 湯島聖堂 撮影2006.4
樹齢90年
P4280006v300  儒学に傾倒した徳川五代将軍綱吉は、1690年(元禄3年)この地に「湯島聖堂」を創建して孔子を祀り、自らも「論語」の講釈を行うなどして学問を奨励しました。
 この楷樹(カイノキ)は大正4年に林学博士白澤保美氏により日本に初めて渡来したもので、山東省曲阜の孔子墓所より持ち帰った種子を苗木に育て、当地に植えられたものです。他にも苗木は足利学校や金沢文庫、閑谷学校などにも配られ、なかでも岡山県の閑谷学校の楷樹は太さ2mの大樹に育っているようです。「楷」の字義は、「つよくまっすぐ」「てほん」であり、日本では漢字書体の楷書の語源といわれています。家具、船材、碁盤等の良質材で、根が深根性で、台風の土砂災害防止等に効果があります。
「楷樹の由来
楷かい 学名 とねりばはぜのき うるし科 PISTACIA CHINENSIS,BUNGE
楷は曲阜にある孔子の墓所に植えられている名木で弟子の子貢が植えたと伝えられ今日まで植えつがれててきている。枝や葉が整然としているので書道でいう楷書の語源ともなったといわれている。           
わが国に渡来したのは大正4年林学博士白澤保美氏が曲阜から種子を持ち帰り、東京目黒の農商務省林業試験場で苗に仕立てたのが最初である。これらの苗は当聖廟をはじめ儒学に関係深い所に頒ち植えられた。その後も数氏が持ち帰って苗を作ったが、性来雌雄異株であるうえ花が咲くまでに三十年位もかかるため、わが国の種子を得ることはできなかったが、幸にして数年前から二、三個所で結実を見るに至ったので、今後は次第に孫苗がふえてゆくと思われる。
中国では殆んど全土に生育し、黄連木黄連茶その他の別名も多く、秋の黄葉が美しいという。
台湾では爛心木と呼ばれている。牧野富太郎博士はこれに、孔子木と命名された。
孔子と楷とは離すことができないものとなっているが、特に当廟にあるものは曲阜の樹の正子に当る聖木であることをここに記して世に伝える。
昭和44年 秋日  文責  矢野一郎」

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