とねりこ(たも)

2007年1月 6日 (土)

満願寺稲架木(はさぎ)並木

新潟県新潟市満願寺 市指定文化財 撮影2006.12
Pc220012w400  新津駅から徒歩25分、満願寺の集落手前約1kmの道路にこの不思議な並木があります。巨樹ではありませんが、めずらしかったので載せます。
 越後では刈取った稲を天日で干す仕事を、稲架がけ(はざがけ)とよびます。稲架(はざ)を作るのに、このように列状に植えた稲架木(はさぎ)を支柱にする方法が取られました。これに竹等を渡して段を組み、稲を架け、自然乾燥させました。稲架木(はさぎ)の樹種は主に、トネリコ(別名タモ、タモノキ)やハンノキが植えられたようです。
 私の田舎、丹波では「いなぎ」(稲木)といい、直径10~20cmの長い丸太を使って組み立てました。支柱を等間隔に立て横木を渡し縄で結わきます。風で倒れないように先が二股になった「つっぱり」で固定して完成です。大抵の農家は九段ほどの高さで頑丈に作られていました。いなぎをする(組立てる)仕事は大変な重労働でした。越後地方の稲架木(はさぎ)はまさに生きた木杭で、仕事を軽減するために考えだされた生活の知恵だったのではないでしょうか。
「満願寺稲架木(はさぎ)並木
この稲架木(はさぎ)は、昭和18年から20年にかけて同地区の水田を区画整理、関係農家26軒が協力して移植したものです。新津市の農村風物詩になっており、全国各地から多くの人が訪れています。
平成13年11月30日建立 新津市教育委員会」

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